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中小企業が失敗しない「求人媒体の選び方」

2026.04.11

中小企業の採用活動において、「どの求人媒体を使うべきか」という悩みは非常に多く聞かれます。IndeedやAirワークといった求人プラットフォームの活用を最優先すべきと言われる一方で、「地方の求人媒体も併用したい」「地元密着の媒体も気になる」という声も根強くあります。

本コラムでは、WEBマーケティングの考え方をベースに、地方求人媒体を使うべきかどうか、そして使うならどう選ぶべきかを解説します。

目次

  1. 地方求人媒体を使う”正しい目的”とは?
  2. WEBマーケ視点での媒体選定の考え方
  3. 無料でできる判断方法(実践編)
  4. 地方媒体の比較はこう行う
  5. よくある失敗パターン
  6. まとめ:地方媒体は”補助”として使うのが正解

1. 地方求人媒体を使う”正しい目的”とは?

まず最初に重要なのは、地方求人媒体を使う“目的”を明確にすることです。

✅ 地方求人媒体を使う目的はただ1つ

「IndeedやAirワークにいない層へリーチすること」

求人媒体は「ユーザー数=集客力」です。WEBマーケティングにおいては、どれだけ良いコンテンツ(求人原稿)を作っても、そもそも見られなければ意味がありません。

つまり、媒体の役割をこのように分けて考える必要があります。

  • 既に多くの求職者が集まっている場所(Indeed等)
  • まだ取り切れていない層がいる場所(地方媒体)

逆に言えば、地方媒体を使う理由が「なんとなく地元だから」「営業に勧められたから」という状態であれば、それは極めて危険な判断です。

2. WEBマーケ視点での媒体選定の考え方

では、地方求人媒体を使う場合、どのように選べばよいのでしょうか。ここで重要になるのが、「データで判断する」という考え方です。

WEBマーケティングでは、感覚ではなく“数値”で意思決定を行うのが基本です。求人媒体も例外ではありません。

注目すべき指標:「指名検索数(ブランド検索数)」

指名検索とは、「媒体名を直接検索する行動」のことを指します。例えば「Indeed 求人」「〇〇求人サイト」といった検索です。

この検索数が多いということは…

  • その媒体が広く認知されている
  • ユーザーが能動的に使っている
  • 継続的な流入がある

つまり、媒体としての“実力”が数字に表れている指標なのです。

3. 無料でできる判断方法(実践編)

では、実際にどうやってその数値を確認するのでしょうか。おすすめは、株式会社ディーボが提供している無料ツール「aramakijake.jp」です。このツールを使うことで、キーワードごとの月間検索数を簡単に把握できます。

例:「Indeed」の月間検索ボリューム

検索エンジン月間検索数
Yahoo!約 7,440,000
Google約 29,760,000

この圧倒的な数字は、それだけ多くの求職者が日常的にIndeedを利用している証拠です。

4. 地方媒体の比較はこう行う

この考え方を地方求人媒体に当てはめてみましょう。実在する山口県内の求人媒体Aと求人媒体Bを比較した場合を例に見てみます。

媒体Yahoo! 月間検索数Google 月間検索数
求人媒体A1,6206,480
求人媒体B200800

答えは明確です。選ぶべきは「求人媒体A」です。

媒体Aを選ぶべき理由

  • 利用者(検索者)が多い
  • 接触できる求職者数が多い
  • 応募の母数が増える可能性が高い

これは広告でも同じで、リーチできる母数が少ない媒体に出稿しても、成果は伸びません。

5. よくある失敗パターン

中小企業が陥りがちな失敗として、「営業トークで媒体を選んでしまう」ことが挙げられます。

  • 「地元で人気です」
  • 「実績があります」
  • 「御社に合っています」

こうした言葉だけで判断してしまうと、実際には以下のような状態に陥るケースが非常に多いです。

  • 利用者がほとんどいない
  • 求職者のアクティブ率が低い
  • 掲載しても閲覧されない

WEBマーケの世界では、「数字で証明できないものは再現性がない」と考えます。だからこそ、最低限「検索数」という客観データで判断することが重要なのです。

6. まとめ:地方媒体は”補助”として使うのが正解

中小企業の採用においては、以下の順番が最も合理的です。

  1. まずはIndeed・Airワークで母数を最大化する
  2. その上で不足分を地方媒体で補う

そして地方媒体を選ぶ際は、次の3点を徹底してください。

  • 指名検索数で比較する
  • ユーザー数=価値と考える
  • 感覚ではなくデータで判断する

採用は「広告」であり、広告は「集客ビジネス」です。だからこそ、“どこに人がいるのか”を見極めることがすべてです。

この視点を持つだけで、求人媒体選びの精度は大きく変わります。ぜひ、感覚ではなく“数字”を武器に、より成果の出る採用活動を実現してみてください。


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