″ヒト″や″組織″における考え方
企業の持続可能な成長サイクル
地方の中小企業にとって人材不足は死活問題になりかねません。
これまで部分的な対応でも人材獲得は叶っておりましたが、これからの時代は、明確な人事戦略のもと、取り組んでいくことが求められます。
人材を″資源″として捉えるか?″資本″として捉えるか?
これまで、地方の中小企業 経営者の方の声を拾っていくと、人材を「資源」と考える企業がまだ多く存在しています。現在は、人材を「資本」として捉えて、経営を行うことが重要であると私たちは考えています。
-
従来
労働集約型事業
投入することでその量に応じて価値を生み出すことが出来る。人材の
量の確保とその
管理が必要になる。
人は″資源″
-
今後
資本集約型
投資することで飛躍的に価値を増大させられる可能性がある。人材の
質の向上とその
活かし方がカギとなる。
人は″資本″
日本では組織文化の重要性が認識されていない
日本においては、組織文化の重要性が認識されておらず、経営幹部の関心も薄いのが実態です。しかし、離職率の課題や、社員のエンゲージメント率の向上に直結する問題であり、戦略的に取り組んでいく必要があると考えています。
組織文化の役割
組織文化は経営幹部層が
重要視するテーマか?

組織文化は成果を上げるにあたって
戦略やオペレーションモデルよりも重要か?

組織を強固にするためには
″土壌″が重要である
組織文化(風土)の重要性について、樹木に例えると、土壌を常に観察、手入れを行い、そこから丈夫な根を育み、幹の成長を促し、花を咲かせます。
ポイントは、外からは、幹や花という綺麗な部分しか見えないということです。
本来は、目に見えない地下の土壌が健全であるかどうかが、最終の成果(利益)に繋がり、丈夫な根を育むことが他社との差別化や、競合優位性となると私たちは考えています。
組織の健全性は、理念の実現に向けた行動様式や慣習であり、根を育むために浸透させ続ける必要があります。
季節に四季があったり晴れの日もあれば雨の日もあるように、組織の状態も常に変化していると考えるべきです。
常に土壌に目を向け、従業員1人1人に共感を得られることが根を育むことに繋がり、強固な組織となると考えています。
根っこ:企業や組織が持つ能力や強み、可能性
土壌:経営理念・価値観・組織文化
幹:事業
花・実:利益
経営戦略と人材戦略を連動させる
経営幹部が、人事戦略の重要性を理解し、経営の上流から採用戦術の下流までが、清流のような澄んだ流れになっているか?を常に見直しができる仕組みを作ることが重要であると考えています。
経営戦略
パーパス経営、ミッション、ビジョン、バリューの策定、中期経営計画
連動
人材戦略
ミッション、ビジョン、バリューの浸透
採用、育成、定着、評価、研修、配置、組織風土の醸成
あるべき状態
- 採用の要件定義
- 育成マニュアル(テクニカル、ノンテクニカルの両面)
- 社員満足度向上に関わる計画と施策
- 評価制度の定期的な見直し
- キャリア・幹部研修
- 適材適所
あるべき組織
- 組織風土を醸成するための浸透計画
- 共通の目的・ゴール
- 共通の価値観
- 共通言語
あるべき人材ポートフォリオと組織を実現するための方針
対話と
改善
従業員
求職者