中小企業の採用活動において、「どの求人媒体を使うべきか」という悩みは非常に多く聞かれます。IndeedやAirワークといった求人プラットフォームの活用を最優先すべきと言われる一方で、「地方の求人媒体も併用したい」「地元密着の媒体も気になる」という声も根強くあります。
本コラムでは、WEBマーケティングの考え方をベースに、地方求人媒体を使うべきかどうか、そして使うならどう選ぶべきかを解説します。
まず最初に重要なのは、地方求人媒体を使う“目的”を明確にすることです。
✅ 地方求人媒体を使う目的はただ1つ
「IndeedやAirワークにいない層へリーチすること」
求人媒体は「ユーザー数=集客力」です。WEBマーケティングにおいては、どれだけ良いコンテンツ(求人原稿)を作っても、そもそも見られなければ意味がありません。
つまり、媒体の役割をこのように分けて考える必要があります。
逆に言えば、地方媒体を使う理由が「なんとなく地元だから」「営業に勧められたから」という状態であれば、それは極めて危険な判断です。

では、地方求人媒体を使う場合、どのように選べばよいのでしょうか。ここで重要になるのが、「データで判断する」という考え方です。
WEBマーケティングでは、感覚ではなく“数値”で意思決定を行うのが基本です。求人媒体も例外ではありません。
指名検索とは、「媒体名を直接検索する行動」のことを指します。例えば「Indeed 求人」「〇〇求人サイト」といった検索です。
この検索数が多いということは…
つまり、媒体としての“実力”が数字に表れている指標なのです。
では、実際にどうやってその数値を確認するのでしょうか。おすすめは、株式会社ディーボが提供している無料ツール「aramakijake.jp」です。このツールを使うことで、キーワードごとの月間検索数を簡単に把握できます。
| 検索エンジン | 月間検索数 |
|---|---|
| Yahoo! | 約 7,440,000 |
| 約 29,760,000 |
この圧倒的な数字は、それだけ多くの求職者が日常的にIndeedを利用している証拠です。

この考え方を地方求人媒体に当てはめてみましょう。実在する山口県内の求人媒体Aと求人媒体Bを比較した場合を例に見てみます。
| 媒体 | Yahoo! 月間検索数 | Google 月間検索数 |
|---|---|---|
| 求人媒体A | 1,620 | 6,480 |
| 求人媒体B | 200 | 800 |
答えは明確です。選ぶべきは「求人媒体A」です。
媒体Aを選ぶべき理由
これは広告でも同じで、リーチできる母数が少ない媒体に出稿しても、成果は伸びません。

中小企業が陥りがちな失敗として、「営業トークで媒体を選んでしまう」ことが挙げられます。

こうした言葉だけで判断してしまうと、実際には以下のような状態に陥るケースが非常に多いです。
WEBマーケの世界では、「数字で証明できないものは再現性がない」と考えます。だからこそ、最低限「検索数」という客観データで判断することが重要なのです。
中小企業の採用においては、以下の順番が最も合理的です。
そして地方媒体を選ぶ際は、次の3点を徹底してください。
採用は「広告」であり、広告は「集客ビジネス」です。だからこそ、“どこに人がいるのか”を見極めることがすべてです。
この視点を持つだけで、求人媒体選びの精度は大きく変わります。ぜひ、感覚ではなく“数字”を武器に、より成果の出る採用活動を実現してみてください。